就職活動を始めて面接1社で内定を頂いたあっけない顛末だったけど、やっぱりそうそう上手い話はないですよねぇ。(笑)
その後、やっぱり色々ありました。
職業紹介の担当と面接に行った翌日、面接をした企業さんは期限が切れて落ちていたハローワークの求人を再度出していました。
前回の求人では記載のなかった、トライアル雇用を付け加えてね。
まぁ、いわゆる助成金目当ての架空求人が見え見えです。(笑)
採用は決まっているのだけど、助成金も貰えるなら貰いたいというしっかりした社長です。
あ、私助成金対象者(私を雇うと企業が助成金貰えます)です。なので自分では結構売り手市場かと思っているのですけどね。
さてさて、そのトライアル雇用、企業と労働者のメリット・デメリット書いてみようと思います。
トライアル雇用とは?
トライアル雇用って?
特定の求職者を短期間(最大3か月の試用期間を設けて)雇用し、企業側と労働者側が相互に適性を判断した後、双方合意が得られれば本採用となるシステムです。
普通の試用期間と何が違うの?とお思いでしょう?
トライアル雇用期間は、有期雇用契約となります。
なので、この期間で未経験の職種に就いてみたけれどやっぱり無理!!!と自己都合退職をしてもダメージが少ないです。
今まで貰っていた雇用保険もすぐに継続できます。
逆に、企業も普通の試用期間よりもトライアル雇用期間であれば簡単に労働者を切れます。
企業には助成金が入りますので、助成金を貰いつつお試しで簡単に人を雇えるのですから使わない手はないですよね。
トライアル雇用対象者は?
トライアル雇用には一般トライアル雇用と障がい者トライアル雇用とあります。
一般のトライアル雇用対象者はこちら
① 紹介日時点で、就労経験のない職業に就くことを希望する
② 紹介⽇時点で、学校卒業後3年以内で、卒業後、安定した職業※1に就いていない
③ 紹介⽇の前⽇から過去2年以内に、2回以上離職や転職を繰り返している
④ 紹介⽇の前⽇時点で、離職している期間が1年を超えている※2
⑤ 妊娠、出産・育児を理由に離職し、紹介⽇の前⽇時点で、安定した職業に就いて
いない期間が1年を超えている
⑥ 就職の援助を⾏うに当たって、特別な配慮を要する※3
※1 期間の定めのない労働契約を締結し、1週間の所定労働時間が通常の労働者の所定労働時間と
同等であること
※2 パート・アルバイトなどを含め、⼀切の就労をしていないこと
※3 ⽣活保護受給者、⺟⼦家庭の⺟等、⽗⼦家庭の⽗、⽇雇労働者、季節労働者、
中国残留邦⼈等永住帰国者、ホームレス、住居喪失不安定就労者
障がい者トライアル雇用対象者はこちら
① 紹介日時点で、就労経験のない職業に就くことを希望している
② 紹介日の前日から過去2年以内に、2回以上離職や転職を繰り返している
③ 紹介日の前日時点で、離職している期間が6か月を超えている
④ 重度身体障害者、重度知的障害者、精神障害者
どちらも企業には約月4万円ほどの助成金が入ります。
そして障がい者を雇い入れた場合、企業は30万から240万までの助成金を受けることができます。
障がい者の人は、これから雇用率がどんどん上がってきますので、仕事を選ばなければ売り手市場かと思います。
今現在、49人以上従業員がいる場合、障がい者1人は雇い入れていなければ不足する障がい者1人当たり1月5万円の納付金を納めなければいけません。
逆に、雇用率以上の障がい者を雇っている場合は、企業が1人当たり1月2万5千円の調整金が支払われます。
これ、1年1人不足していると60万円の計算ね。60万支払っても障がい者は雇いたくない!!!と、それでは済みません。
最悪、達成していない企業名が公表されちゃいますからね。
おっと、話がそれちゃいました。
トライアル雇用のメリット・デメリット
メリット
企業のメリット
- 雇用のミスマッチを防げる
- 採用時のコストが抑えられる
- 助成金がもらえる
求職者のメリット
- 雇用のミスマッチが防げる
- 未経験の業種でも応募可能
- 採用・面接までのハードルが低い
デメリット
企業のデメリット
- 未経験者を雇うため現場の負担が大きい
- 助成金の手続きが面倒
求職者のデメリット
- 常用雇用が約束されているわけではない
- 不採用の場合は短期間の職歴が残る
- 雇用保険を受けている場合、再就職手当など通常貰えるものが少なくなる可能性もある。
どうする?トライアル雇用
このトライアル雇用、面接時にトライアル雇用にするか否か答える必要があります。
今回、職業紹介業からの紹介で面接、内定はもらったけど、企業はトライアル雇用を希望しておりハローワークへトライアル雇用の求人を出したので、再度ハローワークから紹介状を貰い架空面接の日程を決めてくれと連絡がありました。
ハローワークで紹介状を貰うべく行きましたよ。
不安な事もすべて聞いてきました。
私の不安事項:万が一正社員に移行しなかった場合はどうなる?
- 雇用保険はどうなるの?
- 受給期間満了年月日はずれないので、残っていれば貰えるとの事。
- 再就職手当はどうなる?
- 有期雇用契約で終わった場合は貰えない。トライアル期間は雇用保険・再就職手当が無駄になる期間が出る可能性あり?
正直、かなり雇用保険が残っているので再就職手当をあてにしていました。結構貰えるしね。
でもトライアル雇用で正社員に移行せずに終わった場合、次にすぐ就職できたとしても半分くらいに下がってしまう事。
これらは、かなりダメージ大きいです。
私の出した答え
ネガティブな事ばかり、頭を駆け巡るけど、正直この企業さんで正社員になれれば言う事はないんですよね。
- 休日日数多く、残業少なめ
- 最低の希望金額を満たしている(私の最低希望金額が給与MAX求人の所がほとんど)
- 仕事内容もやりたい内容
だから、正社員になればWin-Winなんですよねぇ。
という事で、社長にこの旨を話してみた。
企業にはメリットだらけだけど求職者にはデメリットでしかない事。
なので、早めの判断をしたいと告げました。
私が、スキル不足で仕事についていけないかもしれないし、1か月程で判断したいと伝えた所
社長の答えは、(やっぱり助成金目当てなんでしょう)そちらにデメリットしかないのは分からず申し訳なかった。
もし正社員移行後は、給与もUPし条件も良くするし、早めにこちらも判断しますとの事。
ちなみに、私を正社員で雇えば企業は120万円の助成金が貰えます。
棚ぼた求職者だったわけですね。
さて、どうなるか????
私のわがままで、10月からお仕事開始です。
どうなることやら・・・